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日常のモノゴトをメモ

そして父になる

今日は、メモ程度に。
映画評論ではないので。

是枝裕和監督。
撮影が瀧本幹也さん。
ということで。

全編とおして、役者の大げさな感情表現はなく、
風景や些細な仕草、背景の小物で語りかけてくる。

今までの生き方で培われた
正しいルールを持ち信じる父。
ひとつの出来事がきっかけで
口をつく本音に、周囲からの多様な反応。
異なる世界との関わり。
それにより、見えてなかったものが視界に入り、
モノゴトのとらえかたが変わっていく。
そんな話。

新しい多様な出来事に翻弄され、
つい失敗した判断をしてしまうことも多い
自分にも照らし合わせつつ…鑑賞。

今までの価値と違うことに出会った時
それでも自分のルールをぶつけていく父の姿に
強く関心を持った。

すぐに相手や対象を取り込む前にぶつけてみる。
そのへんが自分には足りない…。
そこを優しさと評価されたりでよくないなと。
なんてことを考えたり。

トーリーによる、
感情に押し流されない作品なので
人それぞれ、潜むディテールから
考えるテーマを発見できるのではと。




written by iHatenaSync