超LIFE
20年前のこと。
連休の最後の日に納車だった。
フィアットパンダ。
はじめての大きな買い物。
ケミカルな匂いののこる車内。
バンドマンである、高校からの友人を誘い
ならし運転へ。
彼の編集してくれたカセット(!)を聴きながら
六甲山をゆっくりとのぼった。
神戸の夜景をみながら。。。
音楽と風景。楽しいドライブ。
翌日、ひとつの区切りとなる出来事で
多くが失われるなんて思いもしなかった。
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この後、数年、音楽を聴くことが急激に減ってしまった。
「LIFE」というアルバムだけは、何となく繰りかえし聴いていた。
この頃の重すぎる、体験、思い出や、考えや、いろんな出会いや別れが交錯しつつ
それでも「今」が続いていくことをぼんやり考えてしまう。
昨年20周年ということで、リリースされたこのDVDで語られる
アメージングな出来映えやなんかというよりも
妙なタイミング(94年)でリリースされたことが、
自分にとっての、このアルバムの意味だったりで。
最後の本人の語りに、ハッとさせられる。
written by iHatenaSync