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日常のモノゴトをメモ

舟越桂 私の中のスフィンクス@兵庫県立美術館

作品と対峙するなどというが
彫刻作品、それが具象、また人物であれば
まず素直に目がいくのが顔だ。
自然と表情から何かを読み取ろうとしてしまう。

展覧会最終日の会場。
彫刻作品は背後まで360度ぐるりと観ることができるため、それぞれがいろんな位置から作品を囲んで鑑賞者している。
自分はといえば、、やはり正面から鑑賞。ドローイングが背後にある作品は同時に見ることができる。

舟越桂さんの作品、
そこに圧迫感がなく、やんわりとした表情。
大理石で作られた目自体は強く繊細なツヤを放っているのに。
作品と視線が合わないのでそう感じるのだ。
それぞれが目の焦点をズラしてある。
正面がよくわからないこともあったり。。。

そうした強く穏やかな表情が
人を引き付けるのだろうか、
図録は売り切れ。会場は最終日ということもあるが
たくさんの人で賑わっていた。


〈外にはヤノベさんの作品が佇んでいました〉





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