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日常のモノゴトをメモ

横山裕一展 これがそれだがふれてみよ @兵庫県立美術館

兵庫県立美術館へ。恒例の企画、
「美術の中のかたち−手で見る造形」展。従来視覚のみに偏っていた美術鑑賞の機会を、視覚障害者の方にも提供し、あわせて作品に手で触れることで、健常者の方にも視覚以外の感覚器官を通じた美術鑑賞の在り方を探ってもらおうという試み。

この作品に触れるという展示に、横山裕一さんが絡んで出展。ということで久々に訪ねる。

この企画は、随分前の藤本由紀夫さんの展示以来の鑑賞。

今回は、横山さんの作品が描かれた壁でできた空間での展示。迫力がある。

そこに横山さんが選んだ、ジョアン・ミロ、アルベルト・ジャコメッティ、ジム・ダイン、井田照一、森口宏一、菅井汲の彫刻作品が配置されたシンプルな構成。。。

そこに扇風機が5台ほど置かれて強風で風を送っていてその背景となる壁には、ゴオオオオオ と描かれた作品が。

これで壁面の作品と置かれた作品のなにかしらの関連が、うかがえて…。実際、壁面の作品には置かれた作品をモチーフとしたキャラクターがいたりしながら、展示の彫刻作品と絡んでいます。

これがそれだがふれてみろ。というわけかと。

美術作品を読み解くのが難解でわからなくてつまらないなど、同行者に言われたりするのだけど、それはそれで。今回も、ただみてるだけでは難解だろうけど、一見マンガ的な作品と美術作品がなんとなく、つながることなど発見があれば、そこから思いを巡らすことが出来やすいのかなと。今回はそれが作品を触る動機づけの部分でもあるので。

期待してたよりも、意外とおもしろい空間であった。というのが正直な感想。

ただ、視覚障害者の方は点字等でテキストは読めることと、扇風機の轟音のみで、この展示をそれとして感じてふれることになる。。。が。





で、ミュージアムショップへ行くと、同時に開催している宝塚歌劇の展示のグッズ一色で、、レジ前にこじんまりと今回のグッズ、書籍が置いてました。。。なかなか良くて、ひととおり購入。


ポストカードがよい感じ。

購入すると、レジで横山さんのラフの切れ端かオマケでもらえることとなっており。たくさんの中から選ぶことができて、、めちゃくちゃ迷ってしまい。


気になるものをいただきました。



written by iHatenaSync