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日常のモノゴトをメモ

逢沢りく

東京。
娘と母の関係。
年齢。
家庭。
など。
自分と異なる環境からつくられる、主人公の心情を
詳細に理解できるかといえば、
分からない。
ただ、繊細な心の動きが淡々と描かれていく。

完全な感情移入は、できなかったが、
最後のシーンにはぐっときた。
泣くことに(で)目覚めるまでの女の子の話。

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登場する人々のさりげない個性で
じわじわとストーリーをつくりあげるテンポが
受け止めやすく心地よくも
とげとげしたり、ラストの高まりをつくりあげたりで
あとで、じわっとくるシーンがいくつか記憶に残る
読み応えのある作品。


逢沢りく 上

逢沢りく 上

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